こんにちは。

今日は、私が2020年の行政書士試験に一発合格した方法について、じっくりお話ししたいと思います。

これから行政書士を目指す方のために、独学でも合格できる方法を、実体験を交えてご紹介します。

私は2018年の5月から勉強を開始し、約半年間で900時間ほどの学習時間を確保しました。

その結果、記述抜きで186点、合計208点という比較的余裕のある点数で合格することができました。

しかもこの勉強法は、YouTubeの「独学応援チャンネル」で5年間にわたって発信してきた方法と同じで、たくさんの受験生がこの方法で合格を勝ち取っています。

つまり、方向性としては間違っていないと自信を持っています。

行政書士試験の「難易度」を見誤るな

まず最初に大切なのが、「行政書士試験の難易度」を甘く見ないことです。

正直、宅建の延長線上くらいの気持ちで受けると、後悔します。

必要な学習時間は最低800時間〜1000時間。これは合格者の中でも一般的なラインです。

中には2年計画で合格を目指す方もいますが、私はこれをあまりおすすめしません。

というのも、2年で1000時間勉強しても、学習の濃度が薄くなりがちで、直前期の追い込みが効きません。

だからこそ、「受けると決めたら、今年中に合格する!」という覚悟が必要なんです。長期戦は思っている以上に不利になります。

合格率の数字に惑わされないで

行政書士試験の合格率は毎年10%前後

一見すると難関のように思えますが、実はしっかりと準備している人の合格率はもっと高いと思っています。

なぜかというと、実際の試験会場には、「まともに勉強していない」「勉強法が間違っている」受験生が多く見受けられるからです。

私の感覚では、試験当日にしっかり準備できている人は全体の半分もいないと感じています。

逆に言えば、正しい方法でしっかり学習できれば、合格の可能性は十分あるということです。

予備校?通信?独学?どれがベストか?

結論から言うと、私は独学で十分合格できると考えています。

もちろん、予備校や通信講座にもメリットはあります。

予備校のメリット・デメリット

  • メリット
    • 教材選びに迷わない
    • 講義である程度の理解はできる
  • デメリット
    • 授業が一方通行で、聞いてるだけになりがち
    • 「勉強した気」になってしまう
    • 講義に時間を取られて、過去問演習が疎かになりやすい

独学のメリット・デメリット

  • メリット
    • 自分のペースで進められる
    • 通学時間ゼロ
    • 費用が圧倒的に安い
    • 過去問に集中できる
  • デメリット
    • 初期段階で全体像を掴むのが難しい
    • テキストを読んでも意味がわからず挫折しやすい

つまり、独学のカギは**「全体像を先にざっくり掴んでから、過去問で知識を固めていく」**というスタイルを貫くことです。

最初から完璧に理解しようとしなくても大丈夫。繰り返していけば、必ず理解は深まります。

私が使った教材と学習スタイル

ここからは、私が実際に使用した教材と、学習の進め方について詳しくお伝えします。

使用教材

  1. 合格革命 基本書
    • 内容がしっかりまとまっていて、独学に最適
  2. 合格革命「肢別過去問集」
    • 一問一答形式で、全ての選択肢を理解するのに便利
    • この教材が学習の核になります
  3. 10年分の過去問集(LEC)
    • 本試験形式に慣れるために使う
    • 出題傾向や「捨て問」の見極めにも役立つ

学習の流れ

  1. まず全体像をざっくり把握
    • 基本書を流し読み。細かいところは気にしない
  2. 肢別過去問を徹底的に繰り返す
    • 最低5〜6周。毎回新しい発見がある
    • 「理解」を重視し、「暗記」は後回し
  3. 直前期(10月〜)に本気の詰め込み
    • この段階でようやく条文の暗記を開始
    • 繰り返してきた内容がここで一気に「染みつく」

「理解して染みつける」ことの重要性

ここで強調したいのは、「暗記ではなく、理解して染みつける」という姿勢です。

過去問を解いて、「あ、この条文また出てきたな」と何度も触れることで、自然と知識が染みついていきます。

これを半年〜1年かけてじっくり育てるのが、行政書士試験で合格する王道です。

一度や二度の周回では人間の脳には定着しません。

何度も繰り返すことで、「これは前にも出てきたな」「これは落としてもいい問題だな」といった判断力も養われます。

まとめ 〜合格に必要な考え方〜

行政書士試験に合格するためには、次の3つの要素が必要です。

  1. 正しい勉強法
    • 最小限の教材を何度も繰り返す
  2. 時間の確保
    • 最低800〜1000時間は必要
  3. 合格するという覚悟
    • 「今年で決める」と強く決意すること

予備校を使っても独学でも、合格する人は「やり込んでいる」んです。

逆に、どんなに高い講座を取っても、勉強量が足りなければ受かりません

私のように独学でも、一発で合格できた人間がここにいます。

だから、あなたにもできます。

「いつか受かればいいや」じゃなくて、「今年、必ず受かる」と覚悟を決めて、正しい方向に努力してみてください。きっと合格への道が開けます。